日曜日のお茶の間を楽しませている日本テレビのバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」が実際にはない祭りをでっちあげたなどと週刊文春が報じた問題で、日本テレビは11月14日夜、「今回のような事態を招き、おわび申し上げます」と謝罪のコメントを出しました。
やらせ疑惑①宮川大輔「橋祭りinラオス」
週刊文春が報じた内容によると、宮川大輔が世界中の過激な祭りに参加する「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」企画で5月20日放送した「橋祭りinラオス」は、祭り自体がやらせだったという。
番組では、「橋祭り」をラオスの首都で開催される年に一度の“祭り”と紹介していました。しかし、この祭りを、ラオス情報文化観光省は「存在しない」と断言。さらに、在ラオス日本大使館や駐日ラオス大使館もそろって否定しているという。
やらせ疑惑②NEWS手越「カリフラワー祭りinタイ」
宮川大輔とともにNEWSの手越祐也も参戦した「カリフラワー祭りinタイ」にもデッチ上げの疑いがあるという。
タイのサイヨン村で撮影された「カリフラワー祭りinタイ」は2017年2月12日に放送されました。番組では「カリフラワーの収穫を祝う年に一度の祭り」などと紹介していましたが、実際この日は年に一度の子供の日で、カリフラワーを使ったゲームも収穫を祝うものではないという。
日テレが謝罪し反省
週刊文春のヤラセ疑惑報道に対して、日テレは現地コーディネート会社に責任をかぶせ「やらせ」を否定していましたが、「詳細を確認中」としたうえで、ヤラセがあったことを認めました。
「番組の意向でコーディネート会社が実質的な主催者となってイベントを開催したケースがあり、番組が会社に支払った経費から開催費用などが支払われたこともあった」
そのうえで、
「企画の確認が不十分なまま放送に至ったことについて当社に責任があると考えております」
「愛好家が集う小さなゲームなどに至るまで『祭り』企画として扱い、視聴者に正しく伝えていなかった点も反省しております」
として、謝罪しました。
コーディネート会社が疑惑の火種?
ラオスの「祭り」も、タイの「祭り」も、バンコクのM社がコーディネートを担当し、運営費などを負担していたという。
となると、M社と番組プロデューサーやディレクターが蜜月の関係で、日常的に「企画」として「祭り」をでっち上げていたのかもしれませんねーーーーー。
現地住民の証言や、疑惑に対する日本テレビの回答など、続報が放たれるようですので、詳細がわかりましたら更新します。